ソーラーウォールPV/T

PhotoVoltaics/Thermal = 太陽光発電+熱エネルギー

ソーラーウォールを追加すると太陽光発電システムの効率が50%向上

ソーラーーウォールPV/T 太陽光発電+熱エネルギー

ソーラーウォールPV/Tシステムは、ソーラー業界の新標準となる。太陽光発電と太陽熱利用の利点を組合わせたソーラーウォールPV/Tシステムは、再生可能エネルギー分野において、最もエキサイティングな技術の融合である。太陽光から電気を作り出すPVと、熱を作り出すソーラーウォールパネルが組合わされることで、熱伝供給システムが完成する。太陽がもたらす二つのエネルギー「熱と電気」を効率よく利用できるようになる。さらに、ソーラーウォールは太陽電池(PV)の効率を最大限にまで引き上げることができる。

ソーラーウォールPV/Tは太陽光発電パネルの効率を引き上げるために開発された。太陽光発電の魅力を減らす問題は2つ:低効率と償却期間の長さである。太陽光発電パネルの温度が1℃上昇するごとに、電気出力効率は0.4%~0.5%低下する。PVから余分な熱を取ることが非常に重要な課題となっているのだ。

ソーラーウォールと太陽光発電パネルを組合わせれば、2つの問題は一挙に解決される。ソーラーウォールパネルは「廃熱」を吸収し、太陽光発電モジュールの温度を下げる。この廃熱は暖房など実用的な目的のために有効利用できる。ソーラーウォールを組合わせることで、太陽光発電パネルの出力の向上を保証し、さらに、電気だけでなく熱も利用できることで温室効果ガスの排出を大幅に削減することが可能になる。

カナダ政府のNational Solar Test Facility(国家ソーラー試験施設)でのテスト。

国際エネルギー機関(IEA) タスク 35と、カナダのNational Solar Test Facility「国家ソーラー試験施設」は共同で、ソーラーウォールPV/T コジェネレーションシステムの性能テストを行った。その結果、ほとんどの単体PVモジュールの太陽光からエネルギーへの変換効率は、10%~15%までに留まったのに対し、「ソーラーウォールPV/T」と太陽光発電パネルを組合わせると、トータルの変換効率は50%を超えることが判明した。ソーラーウォールが吸収した太陽光発電パネルの熱エネルギーは、太陽光発電モジュールによって作られる電気エネルギーの3倍以上にのぼった。余分な熱の活用で、太陽エネルギー捕獲効率は200~300%にまで改善される。

建物とエネルギーシステム設計のこれから

太陽光発電パネルは電気よりも、はるかに多くの熱を生産する。この熱を取り除かなければ発電効率は低下し、太陽光発電モジュールに損傷を与える恐れまである。太陽光発電モジュールの熱による屋根の過熱も心配されている。屋根の温度が最大で85℃になったとの報告もある。

ソーラーウォールパネルのユニークな空気バランスとクーリングの特性で、過熱問題を解決すると同時に、問題となっている熱を建物で有効利用できるエネルギーに変換することができる。太陽光発電モジュールがソーラーウォールの上に直接設置されているので、余分なスペースも必要ない。ソーラーウォールとPVの組み合わせ、「ソーラーウォールPV/Tシステム」は、昔の太陽電池より多くの電力を生成でき、「廃熱」の利用で暖房費を削減し、室内に新鮮な空気を取り込み空気質を向上させる。そして、償却期間も非常に短くできる。さらに、温室効果ガスの排出を大幅に削減できる。

非常に低い追加費用にもかかわらず、ソーラーウォールパネルを加えると、太陽光発電システムのすべてが大幅に改善される。太陽光発電システムについて考えている、あるいは既に持ってる方は、是非ソーラーウォールPV/Tに変更してください。

季刊誌「文教施設」秋(10/25)号掲載記事:優良学校施 ソーラーウォールPV/T原理と仕組み

ソーラーウォール・ダクト PV/T